近畿広島県人会会長
森迫 清貴
会長挨拶
平素から、近畿広島県人会の活動にご理解、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。また、昨年度から新たな会員も増えてきており、会員の皆様のご尽力に心より感謝いたします。
さて、コロナも落ち着き、インバウンドの観光客が街々に満ちてきております。ふるさと広島も昨年のG7広島サミットもあって国内外からの訪問者も増えていることと思います。本会が広島県・関西同窓協議会と連携して実施している近畿を中心としていた春・秋の散策会に加えて、近年、広島県各地を訪ねる「ふるさと散策会」を実施しております。われわれに何ほどのことが出来るかはわかりませんが、本日を契機にさらに広島を想い、広島を愛する心を醸成することが出来れば幸いです。
これからも本会の活動にご賛同、ご参加をよろしくお願いします。
2024年6月吉日
近畿広島県人会の概要
近畿広島県人会は1883年(明治16年)、当時の大阪砲兵工廠長首藤少将・田坂宗之助氏の主導により、大阪に「福山人会」、「広島人会」が創設された年を起源とされています。
その後1918年(大正7年)に両組織が統合されて「大阪芸備会」と改称。
初代会長は森下博氏(森下仁丹創業者)が就任。
以降2代目会長は有田音松氏(有田ドッグ社長)、3代目会長に、山口玄洞氏(山口玄・創業者)、4代目会長は久保田権四郎氏(久保田鉄工創業者)と、そうそうたる創業者社長が就任されています。
第2次大戦中は一時活動が中断されましたが、戦後の1948年(昭和23年)第5代会長に就任された住友銀行頭取・鈴木剛氏は活動を中断されていた旧組織の再構築に奔走され、名称も現在の「近畿広島県人会」と改称されました。
戦後復興期その後の高度成長期には広島県出身新規学卒者など若者の相談窓口として大きな役割を果たしたとの由。
第7代会長の石井寿一氏(大阪日日新聞社社長)在任中(昭和35~41年)の昭和38年、中之島の中央公会堂で開かれた創立80周年記念総会には2,500余名の参加者があったそうです。
また当時の会員は、4,000名を超えていたとの記録もあります。
日本全体が豊かになり、高度な情報社会となった現在とは隔世の感がありますが、今でも故郷広島を想う会員同士が集い、親睦交流を図る組織である事は変わりません。
かかる伝統ある当会の歴史は今年で140年目を刻みます。
現会長の森迫清貴氏は第16代会長となります。